ふたりで考える、仕事の話AI活用 / 出版社の営業
出版社の営業リストは、会社名の先を見にいく。
出版社の一覧は見つかった。でも、どんな提案なら話を聞いてもらえそう? そーくんとりんが、公開一覧と公式サイトを組み合わせ、読者との接点や採用情報を確認する方法を話します。

会社名は集まった。でも、話しかける理由がない。
そーくん出版社の一覧があれば、営業先は見つかったことになりますか? 名前だけ眺めても、何を話せばいいのか分からないです。
りん私たちの仕組みでも、一覧を取るところと、提案を考えるための情報を集めるところを分けています。会社名だけでは、読者を増やしたいのか、人を採りたいのかも分かりません。
そーくん同じ出版社でも、読者向けイベントを増やしているところと、編集者を募集しているところでは、話の入口が違いそうですね。
りんその入口を探します。ただ、公開情報だけで相手の課題を決めつけず、話を聞くための仮説として持つ形です。
そーくん「あなたの会社にはこれが必要です」より、「こういう取り組みを見ました」のほうが、僕も話しやすいです。
りんそのために、どこから何を取ったか分かることが大事になりますね。
一覧と、公式サイト。役割を分けて使う。
そーくん出版社の一覧は、どこから取得するんですか?
りんこの仕組みではWikipediaの出版社一覧と、Wikidataという構造化された情報を入口にしています。そこから公式サイトや法人情報を確認していきます。
そーくん一覧に載っているだけで、今も営業しているとは言い切れませんね。
りんはい。閉鎖などの情報が取れれば確認します。情報の不足もあるので、一つの取得先で全部埋まる前提にはしません。
そーくん公式サイトでは、新刊やイベントを見ますか?
りんそれに加えて、通販、メールマガジン、SNS、採用、問い合わせなどの入口を見ます。どんな読者との接点を持っているか、提案の違いを考える材料になります。
会社を見つける情報と、提案を考える情報
- 公開一覧から候補を探す
会社名や公式サイトの手がかりを得る。
- 法人と活動を確認する
同じ会社か、確認できる更新情報があるかを見る。
- 公式サイトの入口を拾う
通販・SNS・採用・問い合わせなどを整理する。
- 提案ごとに見直す
集客の話か、採用の話か。根拠を分けて比べる。
AIに読む仕事を、全部渡さない。
そーくんサイトをAIに読ませれば、問い合わせやSNSのURLも取れそうですね。
りん取れる場合もありますが、本文の文章だけを渡すと、リンク先の情報が抜けることがあります。実装でも、リンクはページの構造から拾う方法を優先しています。
そーくん画面には「お問い合わせ」と出ているのに、AIへ渡した材料には移動先がない。そういうことですね。
りんはい。決まった形で取れるものは、その方法で取る。AIには、本文の事業内容を短くまとめるなど、文脈を読む部分を補助してもらいます。
そーくんAIを使うサービスでも、全部の工程でAIを呼ぶ必要はないんだ。
りんそのほうが、確認しやすく、余分な呼び出しも減らせます。公式サイトが分かっているなら、毎回それを探す処理から始める必要もありません。
「見つからない」を、営業の口実にしない。
そーくんSNSが見つからなかった会社は、SNS支援の候補になりますか?
りん候補にはなり得ます。でも、サイトをまだ調べていないのか、調べたページに載っていないのかで違います。この仕組みでも、未調査の会社に「ない」という理由で点を付けないようにしています。
そーくんサイトにリンクがなくても、アカウント自体はあるかもしれませんね。
りんええ。点数は確認の順番を考える材料です。集客と採用で項目や満点が違うなら、数字の大きさだけで比べないことも必要です。
そーくん僕なら、点数より先に「何を見てそう考えたか」を読みたいです。そのほうが、話しかける前の下調べにも使えます。
りん一覧を集めて終わりではなく、根拠を見て次の一社を選べるところまで。そのために、取得方法とAIの役割を組み合わせています。
