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ふたりで考える、仕事の話AI活用 / 情報収集

AIに記事を頼む前に、何を集めるか決めておく。

「最近の話題を記事にして」だけでは、毎回似た話になる。そーくんとりんが、SNSの情報収集で候補を広く探し、元の投稿を確かめてから記事にする方法を考えます。

さまざまな情報カードを青いふるいで選び、三つのトレーに整理するイラスト。

文章は違うのに、話題がいつも同じ。

そーくん
AIに「最近の話題を記事にして」と頼むと、きれいに書いてくれます。でも、またこの話か、と思うことがあるんです。
りん
書き方より、集めるところが同じなのかもしれません。人気順の検索結果だけを見ると、すでに大きく広まった話に寄りやすいです。
そーくん
かといって、新しい投稿を全部読むのは無理ですよね。AIなら全部見てくれる、と期待してしまいます。
りん
実際には、検索で取れる範囲や回数があります。私たちが開発した情報サイトでも、最初に「どの分野を、いつからいつまで調べるか」を渡す形にしています。
そーくん
「最近」を、例えば「昨日の朝から今朝まで」に変える。それなら、前に調べた期間とも比べられそうです。
りん
はい。そのうえで、候補を探す作業と、記事にするために詳しく調べる作業を分けます。最初の検索結果が、そのまま記事一覧にはなりません。

同じ窓からばかり、のぞかない。

そーくん
候補を探すときは、検索する言葉を増やすんですか?
りん
言葉だけでなく、探し方も変えます。反応の多い投稿、新しい投稿、言い方が違っても意味の近い投稿。いくつかの探し方で集め、同じ出来事は一つにまとめます。
そーくん
新商品の話なら、「商品名」だけでなく、「使って困ったこと」のような探し方もありそうですね。
りん
そうです。ただ、検索で見つかった投稿だけで結論は出しません。元の投稿と、その前後のやり取りを読んで、何への反応なのかを確かめます。

話題を見つけてから、記事の材料をそろえるまで

  1. 範囲を決める

    分野・期間・調べる件数をそろえる。

  2. 探し方を変える

    人気順・新着・意味の近さから候補を拾う。

  3. 同じ話をまとめる

    言葉が違っても、同じ出来事なら一つにする。

  4. 元の投稿を確かめる

    日時・前後の会話・意見の違いを確認する。

そーくん
同じ発表を十人が紹介していても、十個の新しい話題ではないんですね。
りん
そこを分けないと、同じ話を何度も深掘りしてしまいます。AIに読む量が増えるだけで、記事の種類は増えません。

十本頼んで、三本しかできない日。

そーくん
でも、十本ほしい日に三本しか候補が残らなかったら、困りませんか。
りん
追加で探すことはできます。ただし、回数には上限を決めます。それでも材料が足りなければ、三本で終えます。必要な意見や根拠をつくって埋めるより、そのほうが役に立ちます。
そーくん
件数が少ない理由もほしいです。「新しい話がなかった」のか、「取得に失敗した」のかで違いますから。
りん
はい。検索できなかったのに「話題なし」とは扱いません。今回の仕組みでも、必要なSNSの検索機能を使えないときは、別の検索結果で見たふりをせず止める方針です。
そーくん
記事を増やす自動化なのに、増やさない判断も入っているんですね。
りん
毎回同じ本数が出ることより、何を調べて、何が分かったかを説明できることを優先しています。集めた投稿は、SNS全体の意見そのものでもありません。

自社の仕事なら、何を見つけたい?

そーくん
これ、記事だけでなく、新商品の反応を毎朝知りたい仕事にも使えそうです。
りん
使えます。まず「人気の投稿を見たい」のか、「困っている使い方を見つけたい」のかを決めたいです。同じ商品でも、集める材料が変わるので。
そーくん
僕なら、使い方で迷っている声を知りたいです。次に直す説明書の候補がほしいので。
りん
それなら、元の投稿へ戻れる一覧と、困りごとの分類を先につくれます。実際の利用者への確認が必要な点も、別に残しておきましょう。
そーくん
いきなり「毎朝、いい記事を書いて」より、頼みたいことがはっきりしました。
りん
集める目的が決まると、記事にするか、社内の確認表にするかも選べます。まず一つの分野で、取得から使うところまで通してみたいですね。